「頭のよい子が育つ家」という本が話題になっているという。有名私立中に合格した子供たちに
アンケート調査を行ったところ静かな自分の部屋、いわゆる個室で勉強していた子よりも、テレ
ビが置かれたリビングや食堂の雑然とした雰囲気の中で勉強していた子のほうが合格率が高
かったという話である。どうも、兄弟同士や親子の良好なコミュニケーションが、子供の知能や
情緒の発達に大きな影響を与えているらしい。実際、昨今の子供による親殺しや暴力などの
犯罪は、主に戦後の日本の住まいの間取りに関係があると唱えている建築家もいる。
たとえば、リビングに階段がある住まいに育った子供はどうなんだろう。家族に見守られながら
階段を昇るときの高揚感、反対に、家族に見守られながら階段を降りてくるときの安心感。
そこから新しい家族のコミュニケーションが生まれ、もっと頭のよい子が育つような気がする。
|